マイナビ進学会員定期調査とは

マイナビ進学総合研究所では、進路を考える高校生に対し高校生の意識や進路選択に関する状況などの把握をするために、マイナビ進学会員向けの定期調査を実施している。定期的に調査を行い、高校生の最新の動向をレポーティングしていく。

マイナビ進学会員(高校生対象)

マイナビ進学会員定期調査

2024年12月実施調査報告書

2025.01.29

調査概要
調査目的
進路を考える高校生に対し、進学に関する幅広い情報提供の充実を図るため、
高校生の意識や進路選択に関する状況などの把握をするために実施
調査方法
メールにて調査告知を行い、Webフォームに回答
調査回収期間
2024年12月20日~2024年12月26日
調査地域
全国
調査対象者
マイナビ進学会員の高校生
有効回答者数
1,508名(3年生:647名/2年生:496名/1年生:354名/他:11名)
調査結果(抜粋)

2024年12月時点で第一志望校を決定した高3生は全体の約8割。

高3生は8割が志望校確定。高2生は約2割で、前回調査と大きな進捗はなかった。

■第一志望学校の検討状況

 

高2生は入試方法の検討が進む。

検討している入試方式について、高2生の「わからない」の回答割合は前回から4.8pt減少し9.6%に。

■現時点で最も強く検討している入試方式

 

 

進学することに対しては「わくわくする」一方で、特に高2生は不安も感じている。

今回調査では、進学することに対する考えも聞いた。「わくわくする」が全体の最多回答の一方で、高2生だけで見ると「不安がある」の割合が上回っている。

■進学することに対する考え(複数回答)

 

 

就職においては、仕事の内容を重視する傾向。

今回調査では、将来の働く姿や就職先に対する考えも聞いた。収入面の他に、「やりたい仕事ができる」ことや「やりがいを感じる」ことを重視する傾向にあった。

■将来の「働く姿」についての考え(単一回答) 

■就職先(会社)について重要視するポイント(単一回答)

 

 

全文PDFの冒頭ページ”調査結果トピックス”の内容を抜粋。
その他の調査結果を含め、詳細は本ページ下部の全文資料(PDF)を参照されたい。

調査担当者コメント

13回目となる「マイナビ進学会員定期調査」。
秋を経て、高3生(25卒)は入試シーズンに入り、高2生(26卒)にも進路決定に向けた動きが出てくる時期となりました。

昨年同時期調査で、第一志望の決定状況は高3生(24卒)が約7割でしたが、今回の高3生(25卒)は約8割という結果でした。
併願校についても、決定している割合が昨年同時期調査に比べて+11.6pt高い38.0%となっており、志願先を確定している高3生が多くなっています。総合型選抜や推薦型選抜といったいわゆる年内入試が増えていく中で、こうした決定率も高くなったのではないかと考えられます。
高2生においては、入試方式での「わからない」の回答割合が減少して9.6%となり、学問調べや志望校検討も進めつつ、入試方式の検討も進めている様子が窺えました。

今回は、定点調査の設問の他に「進学することに対する考え」や、将来の働く姿や就職先(会社)についての考えなど「将来についての考えや現状」を聴取しました。
「進学することに対する考え」においては、全体的には「わくわくする」という回答割合が最多となる一方で、高2生に絞ってみると「不安がある」という回答割合が最多となっており、「難しい」や「義務感がある」という回答についても他学年よりも回答割合が高いという結果でした。これから本格的に自分の進路選択と向き合うことに対する不安が伝わってくるようです。
「将来についての考えや現状」においては、収入面の他に「やりたい仕事ができる」ことや「やりがいを感じる」ことを重視する傾向にありました。まずは自分のやりたい仕事がどんなものなのか、どんな時にやりがいを感じることができるのか、高校生の段階ではまず自分自身を知ることも将来に向けた進路選択の第一歩となるのかもしれません。

詳細はぜひPDF全文をご覧ください。
(研究員 横塚 聖子)

調査結果PDF(全ページはコチラ)

INDEX

回答者属性

1 【定点調査】現在の進路決定・検討状況

2 【定点調査】オープンキャンパス・体験入学への参加状況

3 【定点調査】就きたい仕事の検討状況

4 【定点調査】現時点で検討している入試方式

5 【トピックス1】進学することに対する考え

6 【トピックス2】将来についての考えや現状

7 【APPENDIX】学年別・進路希望区分別の回答

2024年12月実施マイナビ進学会員定期調査