マイナビ進学総合研究所の研究員に、自身の経歴やキャリアについて語ってもらった。現在携わっている専門分野や、それを専門とするに至った背景についても語る。
悩むことなく理系の道へ
学生時代は理科系の教科が好きで、生物や地学の授業は楽しかった記憶があります。文理選択でも特に悩むことなく、高校入学したころから自分の中では決めていました。自分の「好きな学び」というものはありましたが、「やりたい仕事」「なりたい職業」などはあまり考えたことがなく、漠然としていました。
大学進学は理系学部に進みましたが、大学卒業後の進路を就職するか、大学院に進学するかで長く悩みました。それまでに「やりたい仕事」をあまり考えていなかったことで、このまま大学院に進学したとしてその後、どんなキャリアを進むのか、イメージがつかずにいました。
就職か進学かを悩みながら卒業研究と就職活動をしていたので、業界選びや志望理由で自分の中に軸が持てず、すごく苦労しました。
専門学校運営での経験
大学卒業後、縁あって全国で専門学校を運営している企業に就職しました。
主に学生募集広報の業務を担当していましたが、在校生向けの学籍管理や学校施設管理業務も担当することで学校運営について幅広く経験することができました。担当した学校分野も幅広く、ビジネス系、観光系、芸術系とさまざまな学校分野の募集を経験しました。業務の中で、常に高校生本人と話す中で、自身があまり深く考えず後悔していた「進路選び」に対して年中考える機会があり、「少しでも早くから情報収集をすることが進路選びにおいて大事」と考えるようになりました。
業務内で担当校の魅力を伝えるパンフレット作成や、イベント集客用の DM作成もおこなっており、学校の魅力抽出や広告物制作などの経験が次のキャリアにも繋がったと考えています。
前職での経験を活かしながら、その先へ
現在は株式会社マイナビ 未来応援事業本部にて、マイナビ進学発行の進学情報誌制作をはじめ、WEB商品、広告制作の運用構築、ダイレクトマーケティングの担当をしています。
在の業務では、学校の募集広報の時と違い、特定の個人ではなく不特定多数の高校生を対象として業務を行っています。これまでとの視点の違いに戸惑いはありましたが、新たな視点を持つことの楽しさもありました。
入社直後は広告を「制作」することが主な業務でしたが、現在では制作~成果確認~制作工程の効率化やDX化と、バックオフィス業務も含めて担当しています。
多くの高校生を対象として仕事をしているからこそ、自分たちの携わった広告を見た高校生が進路選択をする際に何かしらのヒントになる情報発信ができればと考えています。責任や大変さもありますが、やりがいも大きいですね。
マイナビ進学総合研究所 研究員
上村 亨
マイナビ進学総合研究所 研究員
上村 亨
大学卒業後、専門学校職員を経てマイナビへ入社。学校広告制作に携わり、現在はダイレクトマーケティングの運用を中心に担当。