大学認知度・イメージ調査とは

全国の大学の認知度・各イメージ度合いを測定し、エリア別にランキング化した調査です。

マイナビ進学会員(全国の高校3年生対象)

大学認知度・イメージ調査

2023年7月実施 報告書

2023.09.08

調査概要
調査目的
全国の高校3年生(2024年3月卒業予定)の大学に対する認知度とイメージを把握する
調査方法
メール・郵送にて調査告知を行い、Webフォームに回答
調査回収期間
2023年7月12日(水)〜2023年7月28日(金)
調査領域
全国47都道府県を6エリアに分けて実施
調査対象者
「マイナビ進学」会員リストより抽出した、調査時高校3年生(2024年3月卒業予定)158,861名
有効回答者数
有効回答数 14,468名
※本集計では、その内大学進学希望11,023名の回答を集計しランキングを作成
調査結果(抜粋)

各エリアの認知度ランキング

関東・甲信越、関西では認知度TOP3を私立大学が独占。近畿大学は昨年に引き続き関西1位。

▼認知度ランキング(BEST5)

 

各エリアのイメージランキング

全9項目のイメージをアンケートし、ランキングを作成

▼アンケートを行ったイメージ項目

学べる内容が充実している/時代にマッチしている/勉強が面白い/就職力が高い/キャンパスが立派な

グローバルな/イキイキしている/成長できそう/サポートが手厚い

 

◆「時代にマッチしている」イメージランキングでは上位顔ぶれが昨年調査から変化。

関西大学が躍進するなど、上位顔ぶれに変化があった。SDGsの取り組みや先進的な学部の設置、カリキュラムの導入などが評価につながったと推測される。

▼エリア別「時代にマッチしている」大学イメージランキング(※5位まで抜粋)

 

◆高校3年生が志望校検討に強く影響するのは「学べる内容が充実している」イメージがあるかどうか。

志望校の検討に影響するイメージ項目について聞いたところ、回答割合が高い順に1位「学べる内容が充実している」、2位「就職力が高い」、3位「勉強が面白い」となった。

▼志望校検討に各イメージ項目がどれぐらい影響するか

 

※ランキングの続き及び他のイメージ項目ランキングは、ページ下部のPDFをご覧ください

 

■調査データの引用に関して

本調査データは大学Webサイト、印刷物等においてご自由に引用・転載いただけます。

ただしご活用の際には必ず“マイナビ進学総合研究所「大学認知度・イメージ調査2023」より “と明記ください。

 

調査担当者のコメント

認知度ランキングでは関東・甲信越、関西エリアで私立大学がTOP3を占める結果となった。関東・甲信越エリアで認知度2位の青山学院大学は、イメージ項目「時代にマッチしている」でも1位を獲得しており、2022年4月に日本初の「ヒューマンライツ学科」を設置したこと等が評価につながっているようだ。

また、「時代にマッチしている」イメージランキングは、上位顔ぶれが昨年から変化しており、特に関西大学は大きく順位を上げている。同学は、全学展開の「AI・データサイエンス教育プログラム」に加え、高度データサイエンティスト育成を目的に独自の教育プログラムも展開している。他にも、2024年4月に「情報融合学環」を創設する熊本大学、同年4月にリアルとバーチャルの融合を掲げてキャンパスを展開する立命館大学も順位を上げた。

志望校検討に強く影響するイメージ項目は、「学べる内容が充実している」が最多となった。進路選択を控えた高校生のイメージ向上においては、大学として充実した学びを提供できるかに加え、先進的な学部の新設やカリキュラムの導入など、時代にマッチした取り組みが重要な要素になると考えられる。(研究員 青木 湧作)