マイナビ進学トレンド総括とは
前年度に行った各種調査を改めて統合・分析し、進学トレンドの全体像を総括します。
主に前年度の高校3年生を分析対象としており、最新の進路意識・行動を俯瞰して確認いただけます。
2022年度マイナビ進学トレンド総括
2022年6月作成 総括報告書
2022.07.12
・マイナビ進学会員定期調査
・マイナビ進学会員トレンド調査
・高校生の進路に関する保護者調査
この5年で総合型選抜の割合が増加
総合型選抜の入学者割合はここ5年で国立は約2倍、公立は約1.8倍、私立大学は約1.4倍に。実数こそ入学者総数と比べて少ないが、総合型選抜の利用が増えていることは確か。
▼本PDF(P.9)よりグラフを抜粋
進学先の学校は2年終了時には66%が認知していた
進学先の学校に対する、高校3年間での進路検討アクションの調査をまとめた。
結果、進学先が大学の場合は、その大学を認知した時期は「1年生4~6月」が最多の回答割合。
進学先が短期大学・専門学校の場合は、その学校を認知した時期は「3年生4~6月」が最多の回答割合となった。
▼本PDF(P.12)よりスライド抜粋
志望校選びの際「重視するポイント」は「学べる内容」がトップ
「高校生の進路意識と進路選択に関するアンケート調査」(2022年3月実施)でも結果を公表したが、
2022年3月卒生が志望校選びで重視したのは「学べる内容」がトップだった。また、5年前と比較すると
「学べる内容」は12.1pt上昇している。逆に「学校の建物や設備」、「就職率の高さ」は5年前と比較し
「重視する」の回答割合が下がる結果となった。
▼本PDF(P.27,29)よりグラフを抜粋
高校生、保護者それぞれが知りたい情報
高校生に「進路決定のために知りたいこと・学校の授業でやってほしいこと」を聞くと、「どの学校が自分に向いているかを知りたい」がトップ回答であった。
また保護者向けに「子どもの進路選択・学校選びについて、どんな情報が欲しいか」を調査すると、「入試の種類について」「学部・学科で学べる内容について」の回答割合が高かった。
▼本PDF(P.35,26)よりグラフを抜粋
より一層重視される「学びの内容」の差別化・早期発信を
1.2022年5月調査では既に、進学先選びにおいて「学びの内容」を重視する声が挙がっている。
激変する時代においては、一人一人の力を高められる「教育力」が求められる。
2.一方で自分に合った学校がわからず悩む高校生も多い。
早期から情報を発信し、磨き込んだ教育力で「選ばれる大学」を目指したい。
3.夏のイベントは進学/非進学に大いに影響する。
ポストコロナ状況を睨みながらもより多くの動員を目指すことが重要。
展望の根拠となる調査結果、グラフについては下記のPDF資料をご参考ください。