マイナビ進学会員定期調査とは

マイナビ進学総合研究所では、進路を考える高校生に対し高校生の意識や進路選択に関する状況などの把握をするために、マイナビ進学会員向けの定期調査を実施している。定期的に調査を行い、高校生の最新の動向をレポーティングしていく。

マイナビ進学会員(高校生対象)

マイナビ進学会員定期調査

2025年3月実施調査報告書

2025.04.24

調査概要
調査目的
進路を考える高校生に対し、進学に関する幅広い情報提供の充実を図るため、
高校生の意識や進路選択に関する状況などの把握をするために実施
調査方法
メールにて調査告知を行い、Webフォームに回答
調査回収期間
2025年3月11日~2025年3月18日
調査地域
全国
調査対象者
マイナビ進学会員の高校生
有効回答者数
1,821名(3年生:1207名/2年生:355名/1年生:236名/他:23名)
調査結果(抜粋)

※学年表記は 2025 年 3 月時点のものです。
・「現高校 3 年生」→2025 年 3 月卒
・「現高校 2 年生」→2026 年 3 月卒
・「現高校 1 年生」→2027 年 3 月卒

第一志望校の決定において、高2生はほぼ進捗見られず。

高2生は前回調査からの進捗はほとんど見られず、5割弱が志望校を決定している状況。

■第一志望学校の検討状況

 

高2生は入試方式の検討にやや遅れ。

検討している入試方式について、高2生の「わからない」の回答割合は9.5%。
高3生の昨年同時期の「わからない」は5.3%だったため、昨年と比べ高2生の検討はやや遅めか。

■現時点で最も強く検討している入試方式

 

高2生、高1生は約6割が資格取得を前向きに検討。

近年、志望校選びの際に「取れる資格」を重視する傾向が高まってきていることから、今回調査より「取りたい資格の検討状況」を聴収し始めた。

高2生は4割弱、高1生は3割弱が取りたい資格が決定していると回答した。

検討中の回答も含めると両学年共に約6割が資格取得を前向きである。

■進学後に取りたい資格の検討状況

全文PDFの冒頭ページ”調査結果トピックス”の内容を抜粋。
その他の調査結果を含め、詳細は本ページ下部の全文資料(PDF)を参照されたい。

調査担当者コメント

今回で14回目となる「マイナビ進学会員定期調査」。
高3生(25卒)は卒業を控え、高2生(26卒)高1生(27卒)も新学年の準備を始める時期の調査となりました。

第一志望の決定状況は高2生が前回調査から進捗がほとんど見られず、5割弱が志望校を決定している結果でした。
検討している入試方式については「わからない」の回答割合が高2生では9.5%と、昨年同時期の高3生に比べ4.2pt増加しました。
総合型選抜や推薦型選抜といったいわゆる年内入試の割合の増加や、共通テストの出題科目の変更から2年目での受験の学年ということもあり、
入試方式が多様化、変化している状況を受けての結果と考えられます。

また近年、志望校選びの際に「取れる資格」を重視する傾向が高まってきていることから、今回調査より「取りたい資格の検討状況」を聴収し始めました。
「取りたい資格が決定している」と回答したのは高2生は4割弱、高1生は3割弱、「資格取得を検討中」の回答も含めると
両学年共に約6割が資格取得を前向きであるとの結果になりました。

そして今回は、定点調査の設問の他、「進路決定にあたって不足している情報」や「進路先検討の際にマイナスとなりうる項目」等、
進路決定の際に必要としている情報についても聴収いたしました。
志望学部・学科選択にあたり不足している情報は、どの学年も「自分の学力と見合うかどうか」が最も多く、
次に高2生、高1生は「そもそも自分が将来何をしたいか」が続きました。
前述の高2生の第一志望校決定についての状況からも、自身の適性について慎重に考えたい姿勢が窺えました。

詳細はぜひPDF全文をご覧ください。

(研究員 川野 優実)

調査結果PDF(全ページはコチラ)

INDEX

回答者属性

1 【定点調査】現在の進路決定・検討状況

2 【定点調査】オープンキャンパス・体験入学への参加状況

3 【定点調査】就きたい仕事の検討状況・取りたい資格の検討状況

4 【定点調査】現時点で検討している入試方式

5 【トピックス1】進路を決めるために不足しているもの

6 【トピックス2】その他進路検討に関して

7 【APPENDIX】学年別・進路希望区分別の回答

2025年3月実施マイナビ進学会員定期調査